ピープルウェア

ピープルウェア

を読みました。

 

システム開発における人間関係や職場環境について言及した本です。 

(技術のことは一切出てきません)

1987年初版で、IT本の名著といわれています。

 

気になったことをいくつかメモします。

 

■目標値設定者による生産性の違い

目標値を設定した人によって、生産性が変わるというデータ

マネージャー < プログラマーとマネージャー < プログラマー < システムアナリスト < 目標なし

 

マネージャーが目標を設定すると生産性が最も低く、目標なしとした場合に生産性が最も高くなる。誤った見積もりが、作業者のやる気を削ぐとのこと。

→分かる。

 

■マネジメント

マネージャーの役割は、人を働かせることにあるのではなくて、人を働かせる気にさせることである。

→管理者の基本として、覚えておきたい。自分が部下として、上司に働く気させられた場面は、上司のすごい仕事振りを見せられたときだ。上司は、部下よりも、質と量を高く働いていないとダメだと思う。

 

プログラマーの能力差

プログラミングコンテストのデータを分析した結果が掲載されていて、最優秀者の測定値は、最低者の約10倍である。

→10倍の性能差!管理をしていると、コイツ使えねえ、どうする!?という場面がある。このデータを見て思うことは、単価が高くても、生産性が高ければ、割に合うということ。弊社の開発者の単価は高くないので、協力会社の開発者に来てもらう場合も、高いとダメとなってしまうが、2人分、3人分のパフォーマンスを出してくれるのであれば、それは安いのである。だけど、生産性の比較なんて通常業務ではできないし、それは、終わったあとに分かることだ。

 

■フロー状態

ひとつのことに没頭し、ほとんど瞑想状態になること。作業を途切れさせない環境が必要で、別作業との切り替えや、電話による作業の中断がフロー状態の妨げとなる。確か、プロジェクトは一人、ひとつが望ましいと書いてあった気もします。

ドラクエ11のゾーン!私はプロジェクトを掛け持ちしているし、マネージャーの管理業務もあり、やることが多すぎて、もうフローに入れません。作業効率を上げたいのだけれど、タスクが多すぎて、集中できない。どうしたものかと思っている。

 

■人材を揃える

マネージャーは、部下の本質的な人格を変化させるほどの影響力を持てないのが普通である。これは、最初に人材を揃えることが何よりも重要だということを意味する。

→部下の育成とよく云われるのだけど、簡単に人は変わらないんだよ。そして、プロジェクト開始時に、優秀な人を揃えるのは難しい。

 

■人的資本への投資の評価

プロジェクトを抜けた人の代わりに、新しい人を入れると、生産性が低下する。

→プロジェクトは、同じメンバーでやりきるのが望ましい。私の勤めていた前の会社は、同一プロジェクトでよく人の入れ替えをしていて、いつも、なんで?と思っていた。

 

■満足感を与える打ち上げ

仕事をいくつかに分割し、その一つひとつが、それなりに満足感を味わえるようにする。

→チームのモチベーション維持に活用したい。

 

人によっていろいろな気づきのある本だと思いました。